船荷証券 ; B/L(ふなにしょうけん)

Bill of Lading

輸出貨物を船積みした時、船会社が貨物の受取証として荷主に交付する証券。正しくは船積船荷証券(Shipped Bill of Lading ; On Board Bill of Lading)というが、略して船荷証券またはB/L と呼ぶ。荷主は一等航海士の署名入りM/R〔コンテナ船の場合はCY オペレーター署名入りのD/R)〕を船会社に提出し、これと引換えに発行を受ける。なおこの証券は揚地において荷受人が貨物を受取るときの引換証となる。さらに、この証券は貿易上担保力のある有価証券(銀行が買取る証券)であり、また第三者に譲渡できる流通証券である。またこの証券は荷送人と運送人との間に交わされた運送契約の証拠書類という面もあり、裏面には運送約かん(款)が細かく書き込まれている。次の種類がある。

・Shipped B/L ; On Board B/L;船積船荷証券
・Received B/L;受取船荷証券
・Clean B/L;無故障船荷証券
・Foul B/L ; Dirty B/L;故障付船荷証券
・Prepaid B/L;運賃前払船荷証券
・Collect B/L;運賃後払船荷証券
・Ocean B/L;海洋船荷証券
・Local B/L;国内船荷証券
・Through B/L;通し船荷証券
・Direct B/L;直航船荷証券
・Short Form B/L;略式船荷証券
・Long Form B/L;完全式船荷証券
・Straight B/L;記名式船荷証券
・Order B/L;指図式船荷証券
・Combined B/L;合併船荷証券

注 ハーグ・ルール(Hague Rule):
「1924年の船荷証券統一条約」の別名。この条約の草案が1921年オランダのハーグにおける国際会議で作られた「ハーグ規則」に由来しているため、この名がある。またこの署名は1924年8月、ベルギーのブラッセルにおける外交会議で行われたため、「1924年の船荷証券に関するブラッセル条約」ともいわれる。運送人と荷主との間の危険負担を調整するため生まれた条約である。この条約は現在世界のほとんどの海運国によって批准され、また国内法に採り入れられている。わが国も1957年これを批准し、翌1958年より「国際海上物品運送法」として国内法化し実施している。