① 現在の仕事内容は?
主に船舶で輸入される貨物の数量証明や、輸送事故における貨物の損害検査を行っています。
貨物の数量証明を行う業務では実際にケミカル船やドライバルク船に乗り込み、液量検定や喫水検査と呼ばれる計測手法を用いて貨物の数量を算出し、第三者検定機関の立場から証明を行います。
損害検査では、保険会社や荷主からの依頼を受け、輸送事故により損害を被った貨物の損害状態や事故原因、損害額などについて調査を行います。現場を訪ねて現物の確認および関係者から事情を聴くなどの立会調査を行い、その調査内容をまとめた検査報告書を作成して依頼者へ提出します。
② 一番うれしかったエピソードは?
損害検査において、内容が複雑な案件を担当したときは頭を悩ませることが多々あります。ひとつひとつ状況を整理し、どのようにしたら状況を分かりやすく伝えられるかを念頭に置きながら調査を行い、作成した報告書について依頼者から「詳細で分かりやすい報告書をありがとうございました」とのお言葉を頂けた時は非常に嬉しく思い、やりがいを感じました。
③ 入社した動機は?
元々は船乗り(航海士)を目指していたため、船会社を軸として就職活動を行っていましたが、あるとき大学で開催された会社説明会にてサーベイヤーという職種を知りました。海事関係の職種であることから大学で学んだ知識を活用できること、様々な船種に訪船することのできる仕事であること、また就職活動を通して感じた当会の雰囲気や業務内容などに魅力を感じ、最終的には船乗りから方針転換して当会へ入社しました。