阪神理化学分析センター 2016年入社 

①  現在の仕事内容は?

日本の海上では頻繁に船が行き交い、様々な品物の輸出入および国内転送が行われています。私の部署では、主に船によって運ばれた有機化学製品の分析を行い、第三者機関としてその品質の証明に携わります。私たちが分析する有機化学製品は、塗料・インク・接着剤の原料や、化粧品の保湿剤、プラスチック原料など、日常生活で役立つ製品に使われています。分析方法は様々あり、試験品によって異なります。試験項目には水分、硫黄分、金属、密度、純度測定など多岐にわたります。試験法が変われば同じような試験項目でも工程や報告の仕方が変わるため、指定された試験法をよく確認し、準拠して試験を行うことが重要です。

② 一番うれしかったエピソードは?

入港する船の貨物によって毎日試験品が変わります。毎日違う試験品・試験項目の分析をするので、段取りを考えて効率よく試験を進める必要があります。1日の業務がスムーズに進むと達成感があります。
試験がうまくいかずに悩んでいるときは、部署全体で相談し合える雰囲気なので突破口を見出しやすいです。私の助言で「試験がうまくいきました!」と報告してくれた時は個人と組織の成長を感じられて嬉しく思います。

③  入社した動機は?

就職説明会に参加したときに、初めてサーベイの仕事を知りました。明治維新の頃から、海運は日本の発展になくてはならない存在であり、その一助を担えたらと思い入社を決めました。日本の各地で採取された数多の試験品と膨大な取引数量を見ていると、スケールの大きな仕事をしている実感が湧きます。実験好きで世界規模の物流に興味のある方は一度説明会に足を運んでみてはいかがでしょうか。